Works



     
  ジャズ西遊記  著者 坂田明
晶文社 1978

 Memo :

コルトレーン論から始まり、山下洋輔トリオの東ヨーロッパ旅日記、ハナモゲラから冷し中華まで。サックスを吹く様に縦横無尽に語られる坂田明的世界。


 Contents:

コルトレーンとの出会い
T
ポーランドの旅/ チェコスロバキアの旅
U
パーカーについて冷たくならざるをえない
狂気をコントロールした才人ドルフィー
カウンタークロックワイズ・トリップ
天才は忘れた頃でも木にぶらさがっている
突然やってきた想い出の影
存在しない「無茶苦茶」
ハナモゲラ歌唱法
山口百恵のカサタテビリティ
親バカ百景
趣味というにはあんまりな
猥褻について
インサイド全冷中/ 私と冷し中華の出会い
わがジャズへの道


  ハイブリッドだもんネ!  著者 坂田明 
山手書房 1982


 Memo :

♪チョ〜オ〜チョ〜〜♪のCMで一世を風靡した80年代初頭の話題作。豪華執筆人を観るだけで内容の濃さが知れようと言うもの。必見の価値あり!!





 Contents :

座談会"ハイブリッドだもんネ!”
坂田明+奥成達+高平哲郎

私の一日はハイブリッドである
イラスト-長谷川法世/安西水丸/
     藤本賢治/赤塚不二夫/
     南伸坊/ 湯村輝彦


戯曲『坂田明・伝』
20人格
二階屋対談 三宅榛名+坂田明/
タモリ+ 坂田明
坂田トリオ
放談 山下洋輔+坂田明
複合小説全五作
座談会 ハイブリッド人間ダド!
複合大百科
  笑うかどで逮捕する  著者 坂田明
晶文社 1983


 Memo:

坂田のサックスはおしゃべりだ……細胞分裂を繰り返しながら語られるバンドマン
的日常から、書下ろし幻想小説(?)まで。繰り広げられるパワー溢れる坂田ワールド。



 Contents :

日々これ工事中
旅の衣は鈴かけの
ぼくのキーボード料理
かつてのクラスメイトとしてのタモリ
相補性という概念に往きあたる
原形質の表面張力は煮えにくい
脱虚的ミトコンドリアの日々
科学時代のジャズ
(坂田明+奥成達+高平哲朗)


 
  エイズエイジの混同夢狂騒曲
 著者 坂田明
河出書房新社1987

 Memo:


 
日本国内でエイズへの意識が爆発的に増大した’87年。世間からのハミダシモン坂 田明が、SAXをSEXに持ち替えて(!?)論じる、狂走の時代におけるコンドーム文明論。

 Contents:


巻頭 いきなり小説
序曲☆オジさん、思いつく
第一楽症☆オジさん、怒りまくる
間走曲☆オレに関する自発的な噂
第二楽症☆オジさん、嘆息する
第三楽症☆オジさん、考える
巻末エイズ研究会

・イラスト: 古川タク

  ミジンコの都合 共著 日高敏隆 坂田明
晶文社 1989


 Memo :

動物行動学者日高敏隆氏と、ミュージシャン坂田明が、魚からミジンコ地球上の『種の都合』について語り合う。生き物とつきあうヨロコビや楽しさが満載。



 Contents :

1.水の中の生きもの
バラタナゴの産卵シーンに感激した/交尾の機微/ドジョウの食生活の謎……ほか
特別寄稿 えらいことになった 妹尾河童
2.生きものとのつきあいかた
罪の意識/科学は主観を客観に仕立て上げる手段/動物の経済学……ほか
3.犬やネコと暮らす
ネコの都合・人間の都合/ネコのはらいせ/けなげなネコたち……ほか
日高敏隆の本100冊
とじこみ付録 坂田さんちの日常


 瀬戸内の困ったガキ 著者 坂田明
晶文社 1994

 Memo :


昭和30年代、広島県長浜。
目の前に広がる瀬戸内海、後ろには山を背負う小さな漁村。そこで繰り広げられるアキラ少年の厳粛にしててんやわんやな日々!!


 Contents :

少年時代/ 海の記憶/オンリーさん/
伝馬船を所有する小学生/ 犬がさかっちょる/ 田植えのヨロコビ/ タンスのなかの風船/フグ喰ったった三毛猫のミー/ ウンコが出たんじゃ/ ピッカピカの自転車/ オフクロ海に落ちる/ 台風に興奮する少年/ 祭りだ祭りだ/ 腹巻にドス/兄さんのたのみごと/風呂はアリガタイ/ 野山や河や海やら/上からながめる水族館だもの/ 息子の音を嗅ぎわけたオフクロ/ハーモニカと入れ歯/ 采夏子先生にもらったもの/ 性格は焼かなきゃ治らない/石臼の一輪車と歩く冷蔵庫/お母ちゃん、腹へった!/ 父方と母方/ 初恋/ 沖から見た長浜

 クラゲの正体 著者 坂田明
晶文社 1994

 Memo:


海中をゆらゆら漂いつつ十億年の歴史を刻んできた、精妙でタフなクラゲたちの「都合」とは?坂田明が鹿児島の女クラゲ博士や江ノ島の水クラゲ飼育者をたずね、クラ ゲのあれこれを知る。 (カラー写真満載!)


 Contents :


T生きものの都合
種ってなに?/僕の都合/ タナゴの都合/ サンショウウオの都合
Uクラゲに愛は通じるか ー柿沼先生との対談
1クラゲ学入門クラゲも日焼けする?/クラゲに刺されないヒケツ…など
2
生命の源へ: 男と女はやはり別種である/命はエンドレス/クラゲの中に十億年の海を見る…など
Vクラゲを育てる
廣崎先生に会う
1江ノ島水族館の冒険
アミモンガラの手柄
過保護の弊害…など
2水族館から水族縁へ
水族館は宝の山
十億年を生き抜く戦略…など
W水族館の裏側へー江ノ島水族館探訪記
江ノ島へ行く/クラゲをすくう
水槽をのぞく…など



 ミジンコ道楽−その哲学と実践  著者 坂田明
講談社 1997

 Memo:

小さな命の輝きを見つめるうちに、アンデスのチチカカ湖や、ヒマラヤの氷河まで旅をしてしまった。坂田明がはまりこんだ神秘と愉悦の世界。


 Contents :


第1章 ミジンコ共同幻想
坂田家の“人びと”/ 「モイナセット」を知っていますか/ いつまで魚やってんのよォ/ ミジンコは湧く/ ミジンコは微塵子/ 飼い方のイロハニホヘト
第2章 ミジンコの宇宙
ゲージツ家のクマさん/ わしの子が動いちょる/ 顕微鏡の中のミジンコ/ オレは覗く人/ ミジンコの出産/ コップの中の小さな宇宙/ スケッチも楽しい/ 笑うカイチュウとケンミジンコ/ 世界中に一万種の仲間/ ミジンコに愛は通じるのか?
第3章 旅するミジンコ
チチカカ湖のミジンコ/ モンゴル草原のミジンコ/ ヒマラヤ・ヤラ氷河のミジンコ



All rights reserved, © Akira Sakata Last Updated 06/23/2002