2003-04-01 update
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太陽が沈んだあとの空は、波のように扇形の波形を作っている。 写真で見て、初めて気付いたが、不思議な空だ。写真の真中奥にアイスホテルの入口が見える。 標柱の間に見える建物はコテージである。コテージ内は快適である。

レセプション棟の右部分。前に氷の彫刻がある。 この氷は全てホテルの裏にあるトーレ川から切り出した天然の氷である。透明で緑色に輝いていて誠に美しい。ここの氷は巨大な倉庫の中に1年中蓄えられている。 長方形の固まりは2トン程もあり、ヨーロッパ各地にも輸出している。 倉庫の中には氷のグランドピアノがあった。鍵盤部分にキーボードがすっぽり嵌るようになっていて、いかにもピアノを弾いているようになっていた。

キルナからまっすぐに南下すると、北極圏内にヨックモックがある。そこのサーメ博物館内の写真である。汎神論的信仰の文化と思われる木製のもの。
ヨックモックは表参道のクッキー屋さんの名前はここから取ったものだろう。こんな北極圏とクッキーは直接関係ない。 だが、日本人の観光ツアーで「ヨックモックでクッキーを焼こう」みたいなものがあるらしい。
寒いよ。ほんとに。町じゅう凍てついてるからね。この博物館には古き良き時代のサーメの人々の生活をしのぶものが沢山あります。 その生活は思いっきり厳しそうでした。

この建物はユッカスヤルビとヨックモックの中間にある大きなホテルである。山の上にあり、山の下は鉱山の町らしい。
ここから、キルナの町に戻る間にオーロラが現れた。走る車の窓から夜空に怪しく舞い踊るオーロラを生まれて初めて見た。 何回も車を止めて外に出て眺めた。何百キロという巨大な電磁気のカーテンが舞い踊る姿は神秘であり、北極圏の厳しい世界に暮らす人々へのご褒美じゃないかな、と思った。
外気の温度はマイナス38度にもなっていた。防寒着のせいであまり寒さは感じないが、顔が痛くなってくる。そうなると車に戻るしかない。 車の暖房の空気を感じた途端に、体が冷え切っている事に気付くのである。オーロラは凄い!感動した。

  次回へつづく・・・  
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