197６年		蕨市スポーツ少年団本部委員会で、第４回日独同時交流で来訪するヘッセン州スポーツユーゲントの民泊受け入れを決定。ドイツ側の強い民泊受け入れ要請があり、当時、埼玉県スポーツ少年団本部長の高橋庄次郎氏より、蕨市スポーツ少年団本部長・田中啓一氏に受け入れの要請が入る。
1977年	７月２８日～３１日	ヘッセン州スポーツユーゲント２１名を受け入れ（引率責任者はギュンター・ヴァイス夫妻）
	８月２日	埼玉県議会議長公邸での埼玉県スポーツ少年団主催のサヨナラパーティー席上で、ギュンター・ヴァイス氏より、自分の住むリンデン市と蕨市の市民間の交流を田中啓一本部長に提案。（ヴァイス氏が宿泊していた栃本・蕨市スポーツ少年団副本部長には、事前に打診していたが、当日、栃本氏が参加できなかったため、改めてパーティーに参加していた少年団関係者に提案。田中本部長に直接話したところ、その場で「市民間の交流であるのならば」という前提で了承。以後は、文書での交信で具体的な内容を詰めていくことと、翌年に蕨市民代表をリンデン市に派遣することを了承する）
１９７８年	５月	蕨市スポーツ少年団だけでは対応が無理との観点から、協会設立に向けての事前事務準備委員会を設置。事前事務準備委員は次の通り、（順不同）　笠井忠司　沖田政夫　中村三貴男　山内良映　坂田信治　天野博行　阿部昭定　森田芳雄　佐藤高弘　池上晋也
	６月	交流協定協議及びリンデン市調査のため、９月にリンデン市へ代表派遣を決定。市職員１名の同行を田中市長に依頼する。蕨市代表＝蕨市建設部次長・信原雄一　市民代表＝事務準備委員・阿部昭定・池上晋也
	９月４日～１５日	蕨市役所建設部次長・信原雄一氏、蕨市スポーツ少年団副本部長・阿部昭定氏及び池上晋也氏がリンデン市を訪問。４日　成田発→北京→ラワルピンジ→カラチ乗り換え→ドバイ→カイロ５日　フランクフルト（夜・レセプション　阿部、信原、池上、ギュンター、ハンス、シュタインミュラー）６日　ライン川と来訪団の見学予定地視察（夜・交流協定会議）下段参照７日　ギーセン市役所訪問・都市計画について、周辺視察（夜Golden　Litterでリンデン市のレンツ市長招待夕食会　ベーム議長　市議会議員CDU３名・SPD１名参加）８日　フランクフルト　ドイツ体育協会・ルディー・ミュラー国際部長訪問　消防音楽隊１２０年祭へ参加（舞台で紹介、挨拶）　蕨へ報告の電話（午前８時）９日　答礼昼食会・すき焼き　受け入れ家庭と関係者　（夜・ギュンター宅でサヨナラパーティー）１０日　ブリュッセル視察１１日　ブリュッセル→フランクフルト　（夜・リンデン関係者とザクセンハウゼンで会食）１２日　フランクフルト→パリ１３日　パリ・シェルブール市内の都市計画を視察研修　外務省外郭団体職員・森田氏の案内１４日　パリ→フランクフルト→ドバイ→カラチ乗り換え→バンコク→マニラ１５日　成田着
	＊９月６日	グローセン・リンデン体操協会会長・ハンス・ヘルマン・ヴァイス宅で、交流協定文の最終会議及び調印。（午後９時～１０時４５分）リンデン側出席者は以下の通り。（通訳・平野睦夫氏）ハンス・ヘルマン・ヴァイス　　　　交流委員　体操協会会長　　銀行支店長ギュンター・ヴァイス　　　　　　　交流委員　体操協会書記長　税関部長マンフレッド・ワイナント　　　　　　　　　　　　体操協会補佐　　教師ルドウィッヒ・ヘドリッヒ　　　　　　交流委員　　　　　　　　　　　　支配人カール・ハインツ・ドイッチャー　　交流委員　　　　　　　　　　　　銀行員ハンス・ルードウィッヒ・メール　　　　　　　　体操協会副会長
		◎今回の訪独で行った調査項目　①市の人口・行政範囲・その他行政全般　②各地の地図の収集　③行政とこの交流に関する関係　④報告用スライドの撮影　⑤交流関係者の市での地位　⑥施設・クラブシステムの調査　⑦その他 ◎会議終了後の訪問者３名での話し合い結果　「交流協定で、特に問題になるか所はない。他の調査事項に関しても疑念を持つようなところはないが、グローセンリンデン地区とライゲシュテン地区が昨年（１９９７年）合併し、リンデン市となったことが不安で、交流はリンデン市と蕨市との間で行うこと」を、再度確認した。 ◎電話での会議報告は、当時、国際電話料金がたいへん高いため、事前に暗号を作成し、訪独者と蕨残留者と同一の表を持ち連絡を取り合う。残留役員は南公民館に集合。 ◎持参した土産　兜２　羽子板６　日本酒（４合瓶）３　能面２　梅干し１　金杯５　銚子１　小物類３６　煎餅１　スポーツ少年団バッジ３０
	１０月	事務準備委員会で、協会設立のための発起人として依頼可能な候補者を選定する。会長候補者として中村泰三氏を委員会で推薦。田中市長に説得方を依頼し、中村宅を訪問。（笠井・池上同行）
	１１月２４日	設立発起人会会議開催（案内文郵送者名　順不同）　田中啓一　中村泰三　池田政吉　信原雄一　高橋慶助　三谷登志雄　北村博正　鈴木勇　小出文正　中村文夫　阿部昭定　坂田信治　原録郎　槙敏　武田政夫　鳥海房代　小貫英夫　佐藤武　佐藤高弘　中村三貴男　天野博行　森田義雄　笠井忠司　沖田政夫　山内良映　金子容子　平松熙一郎　千布常雄　木村広一　＊発起人の内、何名かは、事前の準備委員会に合流していただいていた。