2002-11-23update
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この一帯ではついこの間太陽だ出たといって喜んでいた。
1月にならないと太陽が出ない(いつ出なくなるのかは訊かなかったが)太陽は出てきても低い位置から斜めに輝く光を届けてくれるだけ。
朝11時ぐらいに昇った位置のままだ。外気の温度はマイナス30度以下、寒いたって程がある。
・・・・・・不思議な世界である。

夕方食事前に近くの教会を訪ねようと歩いた。顔が切れるように痛い、強力に寒いという訳だ。つなぎになっている防寒服のファスナーを上げて鼻まで防寒した。途端に前が見えなくなった。メガネが息で凍り付いてしまった。ギャー!である。
雪は思い切り乾燥していてサラサラである。その上キラキラとキラ星の如く輝いている。くそ寒いから、こうなるのだ。

ここはラップランドのど真ん中。
この建物はトナカイと共に暮らす極北の先住遊牧民サーメの小さな博物館である。誠に慎ましやかなものである。


ユッカスヤルビの有名な教会の内部。
キリスト教もその土地によってこのような風景となる。 ちょうどミサが終わったばかりで誰もいなかった。

  次回へつづく・・・  
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